点字方式ごみ袋｜ラッキーローズ

説明

私は平成16年頃から視力が急激に低下し、ゴミ袋を開けるのに大変困るようになりました。
そこで、ゴミ袋の開け口部分に凹凸を入れ点字方式すると開けやすくなる事を思いつき、点字方式ゴミ袋を発明するきっかけとなりました。

平成23年度東久邇宮文化褒賞を受賞し、受賞後に東日本の被災地宮城県汽仙沼市・岩手県釜石市視覚障害者協会・沖縄県盲学校・大阪府盲学校・埼玉県盲学校・東京都盲学校・東京都中野区視覚障害者協会に寄贈しました。

皆さんの反響は、点字方式のゴミ袋はとても開けやすい、視覚障害者だけでなく高齢者の皆様も、又、健常者の方でもこんなゴミ袋があれば助かると喜んで下さりました。皆さんの嬉しい感想に背中を押され、私はゴミ袋を商品化し販売する事を目標に頑張りました。

1枚1枚凹凸を手作りするので枚数をどうしたら増やすことが出来るのか考えて悩んでいましたが、凹凸が何枚も作れるプレス機を導入する事ができ枚数が何枚でも作れるようになりました。その後宮古島市で、点字方式ゴミ袋を指定ゴミ袋として試験販売の要請を受け、試験販売の結果は大好評で平成25年度に全国で初めて宮古島市指定点字方式ゴミ袋ラッキーローズの契約が決定しました。

点字方式ゴミ袋ラッキーローズは障害をもっている就労支援事業所二か所で作っています。障害者の雇用も広がってコロナ渦でも三蜜にならずにできる仕事して喜ばれています。1枚1枚手作業で凹凸を入れていく作業は大変ですが、笑顔で楽しそうに行っています。

36万枚から始まり、便利で開けやすいと皆さんの要望に応え、現在は52万枚に販売枚数は増えました。2020年、東京パラリンピックの会場で、世界各国の関係者の皆さんに宮古島市からのおもてなしとして、便利で開けやすい点字方式ゴミ袋ラッキーローズを使っていただきたいと競技大会実行委員会に要請しましたが、コロナ渦の影響の中1年延期と夢はかないませんでした。

今回のネットショップ販売で、商品PRや宣伝など、全国に点字方式ゴミ袋ラッキーローズを知ってもらい、使ってみたいと購入して下さる皆様に、全国へ向け普及を目指して頑張っていきたいと思います。

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